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【フレキシブル基板にチャレンジ!】浸水センサー編[2]:フレキシブル基板でセンサーを作ろう

【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは
エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けしています。
これまでもいろいろなシリーズを展開してきましたが、新シリーズとして浸水センサー編がスタートしました。ご期待ください。

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挨拶

こんにちは、平野です。
今回のシリーズでは、フレキシブル基板を使って浸水センサーを作っています。
ほしいのはこんなセンサー↓
・機能:少しでも水に濡れたら信号を出力
・形状:どんなところにも設置しやすい

↓前回↓


前回までのあらすじ


試作品が届きました。やったね

ちょっとした試験をしよう

前回作った試作基板には電子回路は一切乗っておらず、あくまで浸水したら通電が発生する部分のみの基板でした。
そこで、周辺の回路を考えるためにも浸水センサーに水を垂らした際にどのくらいの抵抗値を示すのかを確認してみます。

センサーに垂らす水の量を変えながら、センサーの抵抗値を見ていきます。

ちょっとしか濡れてなくてもしっかり導通しますね…。

実験した結果、抵抗値は高々1Mだとわかりました。

回路を追加しよう

水を垂らしたときのセンサー部分の動作がわかったので、それをもとに回路を追加します。
といっても、今回の回路はただ通電を検知してFETでスイッチングするだけの非常に簡単な回路です。

それでは、実際に組んで正常に動作するか確かめてみましょう。
きちんとスイッチングができているかの確認に、今回はLEDを用いました。
水を垂らした瞬間にLEDが点灯したら成功です。

すんなり成功しました!

回路付きの基板を作ろう

先程設計した回路も追加した、新しい基板を作りましょう。
といっても単純なので、チップ部品とPHコネクタを持ってきて完成です。

あとがき

今回は試作基板のテストとそれをもとにしたテストを行いました。
想像以上にすんなり成功してくれたのでよかったですね…。
次回は基板が届いてからテストを行います。