【インク吐出評価サービス ブログ : 5】インクジェットヘッド方式について

インクジェットの技術は紙への印刷技術として発展してきました。ご存じの方も多いと思いますが、家庭用のプリンタとして普及している方式は、大きく分けて2種類(サーマル式とピエゾ式)あります。同じように文章や写真を印刷していても、不思議なことに中で行われていることが全然別のモノというのが面白いですよね。

サーマル式は簡単にいうと沸騰現象(膜沸騰)を利用するのでインクの中に水が必要になります。ただし、構造が非常にシンプルにできるので高密度化に向いているというメリットがあります。瞬間的に数百℃まで加熱できるヒーターを時間的に細かく制御できる技術は素晴らしいと思います。

サーマル式

一方でピエゾ式は電圧を加えると変形する圧電素子(ピエゾ素子)を利用することで複雑な波形制御が可能な方式です。つまり、液滴を大中小などと打ち分けることもできるのです。また、水が含まれないインクも使用できるというメリットもあります。ただし、構造上ある程度の圧力を発生させるにはピエゾ素子との面積も必要になるので高解像度には向かないと言われています。ただし、描画の方法を工夫すれば解像度を上げることは可能なので、リカバリーできる技術は確立されています。

ピエゾ式

一長一短ありますが、弊社で使用するエプソン製のPrecisionCoreヘッドはピエゾ式です。つまり、様々な機能性インクを吐出させることができるので、様々な分野への応用が期待できます。エレファンテックとしては、エレクトロニクス、ヘルスケア、テキスタイル、オプティクスの分野をターゲットとしてインクジェット技術を活用していこうと考えています。それ以外の分野に対しても、良いインク、良い基材があって、ヘッド制御が調整できれば、新しい市場展開や技術確率を進めていけると思います。そんなご提案をお待ちしています。


エプソン製のPrecisionCoreヘッド

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