【CAMソフト導入に伴うデータ入力形式対応拡大】P-Flex®の入稿ファイル形式(2020年3月更新)

CAMソフト導入に伴い、入稿ファイルの形式の対応種類が増えました。
2019年にも同様の記事を公開しましたが、改めて更新を反映した新しい情報をお伝えします。

対応可能な入稿ファイル形式

現在、P-Flex🄬 を注文するためには、以下のファイル形式のいずれかで入稿できます。
これまでのファイル形式に加えてODB++ も対応できるようになりました。

  • ODB++ NEW!
  • RS-274X(拡張ガーバーフォーマット)
  • DXF
  • CADLUS
  • Adobe® Illustrator®
  • PDF

サポートのご要望がありましたら contact@elephantech.co.jp までご連絡ください。

* AdobeおよびIllustratorは、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の商標です。

各ファイル形式の特徴

ODB++
ODB++とはOpen Data Baseの略で、PCB設計および実装企業間のグローバルなデータ交換を統合的に実行できるオープンなデータ形式です。PCBの設計から製造までの流れの中で、CAD、CAM、DFMでやり取りされ必要とされる情報をすべて網羅したデータベースとして利用します。ガーバーよりも多くの情報を含んでいる為、情報の不足や、認識違いによる不具合が起こりません。
ODB++は、メンター・グラフィックスが2010年に買収したバロール・コンピューター・システムによって1995年に開発されました。現在は、2007年9月にリリースされたV7.0が最終版となっています。
RS-274X(拡張ガーバーフォーマット)
プリント基板の製造にはガーバーフォーマット、ガーバー形式などと呼ばれるファイル形式が世界的に利用されています。以前はRS-274D(標準ガーバーフォーマット)と呼ばれる形式が主流でしたが、現代では新しいRS-274X形式(拡張ガーバーフォーマット)が通常使われています。業界標準の形式のため編集できるソフトウェアも多く存在し、エレファンテックでも自動で製造用のファイルに変換するプログラムを開発しています。

多くの基板CADでRS-274X形式を出力できますが、エレファンテックではKiCadQuadceptCADLUSEAGLEなどをよく利用しています。

DXF
機械系の設計に多く用いられるファイル形式で、AutodeskのCADソフトAutoCADのために作られました。フレキシブル基板はリジッド基板と比べて筐体の形にぴったり合うように複雑な形状をしていることが多く、筐体の設計と共に機械CADで設計されることも多いためDXFを入稿時のファイル形式として利用することもあります。またフレキシブル基板は一般的に複雑な回路を作ることが少ないことも機械CADやDXFが利用される理由だと思われます。
CADLUS
基板設計会社のニソールによって開発された基板CADのネイティブファイル形式です。エレファンテックでもCADLUSを用意していますので、CADLUSで設計されている場合は他のファイル形式に出力することなくそのまま注文でき、出力に関わる様々なトラブルを避けられるという利点があります。
Adobe Illustrator
アドビ社によるIllustrator(イラストレーター)は定番ドローソフトとしてご存知の方も多いと思います。デザイン・イラストレーションなどの分野で広く利用されていますが、フレキシブル基板の回路設計ツールとして利用することもできます。

電子回路設計を専門にしている方が利用される機会は少ないかもしれませんが、エレファンテックのお客様の中にも、より複雑な形状が設計しやすいことからあえて基板CADではなくIllustratorを利用して設計されている方もいます。

PDF
PDFもアドビ社によって開発されたファイル形式で、文書やプレゼンテーションの出力でおなじみです。イラストレーター形式のファイルと同様にベクターイメージの保存に向いていて、様々なソフトウェアから出力できるため、その他の形式で出力できない場合はPDFを出力して注文するという選択肢もあります。

エレファンテックがサポートしているファイル形式を簡単に紹介しました。それぞれのファイル形式の特徴に応じて使い分けていただくと良いと思います。ファイル形式ごとの出力方法の詳細などご質問があればお問い合わせください。



関連記事