【インタビュー】どうせつなぐなら、つながれるかたちはキレイなほうがいい ーznug design(ツナグデザイン)根津孝太さん

格好良いなら見せてしまうことも、デザイン的な話では面白いのではないかと思っています。

「どうせつなぐなら、つながれるかたちはキレイなほうがいい」(根津孝太)
zung design(ツナグデザイン)クリエイティブコミュニケーター / デザイナーの根津孝太さん。
Maker Faire Tokyo 2018 の会場でお話を伺いました。弊社代表清水とともに、デザイン、ラジコン、車、、、かっこよくて面白いものについて熱く語って頂きました。

インタビュー

(安部)
今日はMaker Faire Tokyoの会場からお送りしています。
今回フレキシブル基板をデザインなどに使う場合の良さというか、
今後必要になっていくことなどを、お話していただければと思います。

(根津)
先ほどもお話をしていましたが、
これからは小さい機能が、いろいろなところにちょこちょこあるというか、
自動車などもそうですし、いろいろなものがそういう方向に行くのではないかと思っています。
もちろん無線もあるかもしれませんが、
どうしてもつながなければいけないときに、フレキシブルにつないでいく技術はすごく面白いと思います。
どうせつなぐなら、つながれるかたちはキレイなほうがいいし、
格好良いなら見せてしまうことも、デザイン的な話では面白いのではないかと思っています。
今ラジコンを作ろうとしていて、実車の前にラジコンでそういうことを実行にできたら面白いねという話を、安部さんと相談させて貰っていまして。

(安部)
自動車が社会に実装されるには、安全性などがすごく長いスパンで検証していかなければいけないので、
その走りとして、実際にラジコンに載っているなら、そういったものが目の前で実現されているわけだから。
すごく夢があると思います。

(根津)
ラジコンはEVとしては、実車より進んでいますからね。
配線おたくみたいな人がたくさんいるわけですよね。
配線の美学みたいなものは、ラジコンのほうが進んでいたりするので、その辺も面白いのではないかと思っています。
車もEVはまだまだ「ガソリン車のフォーマットを引きずっているのではないの?」というところが凄くあると思っています。
そういうものも回路という観点で考えても、もっとフレキシブルでいいと思います。
違うフォーマットに行くときが、もう来ていると思います。

(清水)
おっしゃるとおり、もともと車はガソリンタンク、エンジン、トランスミッションという、大きなものが中心になって作られている中で、
それを全部取っ払って、ものすごく薄く、軽く、小さくというものが、今後はEVで出来ていく中でこういうものがどんどん使われていくのではないかというのは、すごく面白い未来ですよね。

(根津)
面白いですよね。

(清水)
こことここがつながっているみたいな、アフォーダンスのために配線を見せてもいいというか。

(根津)
それいいです。それいい。仕組みが分かることは、すごく大事だと思っています。
つい熱くなっていますけれど、今の車のダメなところの一つもそれなのです。
なんでもフタをして、逆にそこを開けたら保証が切れますと言って。
仕掛けを分からなくしているから、結局お客さんも興味を失ってしまうと思っています。
仕掛けが見えるようにしておくことは、「ここが切れたから壊れたんだ」というくらいでいいと思います。
これもすごく分かりやすいじゃないですか。

(清水)
ありがとうございます。

(根津)
なるほどみたいな。これで温まるんだという。

(清水)
もう見たままですものね。

(根津)
こういうのがすごく大事だと思います。ある意味、回路図のままという感じじゃないですか。
(清水)
そうですね。

(根津)
そうすると、「何この格好良いの!」となって興味を持ってくれると、
例えば子供などが、エンジニアの道にぐっと入ってきますから。
そういうのはいいなと思います。

(清水)
そういうのはいいですよね。だいたいみんなエンジニアの最初は中を見たりとか、
回路を見たりという、そういうところから始まりますものね。

(根津)
「どうなっているんだろう?」があるじゃないですか。

(清水)
それを完全に隠す方向に行っているのは、僕としてはもったいないなと思っているところがあります。

(根津)
いやー、100パーセント賛成ですね。

(安部)
今日はそういう感じで、根津さんに来ていただきました。
ありがとうございました。

(根津・清水)
ありがとうございました。