Elephantech Way
- 我々の九つの文化 -
人類の文明発展は、地球の全ての資源を食い尽くそうとしています。これまで「慈善活動」扱いであった環境負荷削減は喫緊の課題となり、このままでは何世代かあと、技術はあってもモノが作れない、人が生きていけない世界が来ることは確実です。
そんな中、エレファンテックは、「新しいものづくりの力で、持続可能な世界を作る」というミッションを掲げ、これまでより遥かに小さな環境負荷、少ない労力でモノが作れる技術を開発し、世界をよくしていくために存在しています。
もちろん、誰も開発したことがない新しい技術を開発し、既存技術を置き換え、世界に広めることは容易ではありません。多くの失敗を乗り越え、技術だけではなく我々の組織自身を強くしていかなければなりません。そのためにエレファンテックは、我々が持つ行動規範を9つにまとめた”Elephantech way”を掲げています。
我々はCulture-based Management(カルチャーに基づいた組織運営)を目標としています。ルールで縛るのではなく、全員が共通のカルチャーを持ち、全員が各自の信条と判断に基づいて判断し行動することを理想としています。我々はマイクロマネジメントするマネージャーを評価しません。エレファンテックのマネージャーの仕事はカルチャーを浸透させることであり、チーム一人ひとりが正しい判断をできるよう成長させることです。
カルチャーを意味のない標語にせず実効的なものとするため、我々のカルチャーは採用や評価に直結しています。カルチャーにマッチしない人は採用しません。逆に能力や経験が期待値より不足していたとしても、カルチャーにマッチする人にはぜひ活躍して頂きたいと思っています。入社後もカルチャーに合わない行動は逐一指導を受けるチャンスがありますが、カルチャーに合わない行動を繰り返す人には、いくら能力が高くとも会社を去って頂くことになります。「仕事がバリバリできるパワハラマネージャー」は当社には必要ありません。
最後に社外の方へ。この”Elephantech way”に賛同し、こんなカルチャーの会社で働いてみたい、あるいはこんなカルチャーの組織を作っていきたい、と考えて頂けた方は、ぜひ弊社への入社をご検討下さい!
Fail Fast
早く失敗せよ
世界で初めてのことをやろうとしているのですから、失敗して当然です。
失敗することを資産だと捉え、早く失敗して資産を積み上げましょう。
具体例
- 我々には「特定個人の失敗」というのはありません。
むしろ、誰かが先駆けて失敗してくれることがチームのためになる、価値のある活動だと思っています。先駆けて失敗をし、それを共有していきましょう。 - 「成功するスタートアップは一夜にして成功する。
ただし、その一夜というのは大抵の場合 1,000 日目から 3,500 日目の間のどこかに起こる」「勝つまで負け続ける」のがスタートアップです。失敗して嫌になるかもしれませんが、それが大成功のもとです。
Speak Up
声を上げよ
間違っていると思ったら、相手が上司でも、社長であっても、間違っていると声を上げましょう。
それがプロとしての義務です。
具体例
- 社内・社外問わず、言いたくないことでも隠したりせずに、問題を素直に伝えて、状況を相手に共有するようにしましょう。
その場を適当にとりあえずまとめようとする姿勢はよくありません。 - なんとなく流れで「これでやっちゃえ」となりそうなときに、「こういうリスクがあるんじゃないでしょうか?」と質問できることは、高い価値があります。
- 我々は、どんなに間違った意見でも、意見を言うこと自体をバカにしたり、嘲笑したりすることはありません。
Be Respectful
敬意を持って接せよ
知識・経験・年齢などに依らずフラットに意見を言うためにも、誰に対しても敬意を持って接しましょう。
チームに上から目線で接する人間は必要ありません。
具体例
- 弊社ではあらゆる関係でさん付け・丁寧語を推奨します。
「社長」「部長」などの役職で呼んだり、歳下だという理由だけでプライベートで仲が良いわけでもないのに呼び捨てにしたりするのは推奨しません。相手が息子より歳下であろうと、学生であろうと、関係ありません。 - 他人に対して感情的に怒ることは、どんな理由があろうと推奨されません。
感情的にならないように、常に冷静に、真摯にコミュニケーションをしましょう。
Have Integrity
誠実であれ
いくら成果を出しても、人を騙したり、嘘をついたり、誠実でない人間は我々の組織には必要ありません。
具体例
- いくら稼ぐためでも、顧客を騙してはいけません。
顧客にとっての価値を親身に考えて仕事をしましょう。 - 社内では、「嘘も方便」は存在しません。事実を隠すのも許されません。
相手や自分の不都合になることでも、正直に伝えましょう。
Maximize Your Productivity
最高の効率で働け
少数精鋭で、世界が驚くほどの成果を出すためには、無駄なことをしている暇はありません。
自分とチームの効率を最大化することを常に考えましょう。
具体例
- 機会損失ベースで、1人1時間あたり1万円以上の価値があります。タクシーを使うことであなたの時間が作れるなら、タクシーを使って下さい。新幹線でグリーン車を使う必要はないと思いますが、東海道線の普通列車ではグリーン車で座って仕事しましょう。
- たまに長く話すのではなく、短く何度も話すほうがいいと考えています。数分レベルのマイクロミーティングを活用していきましょう。
- 同じ内容を伝えるためのコミュニケーション時間は、短ければ短いほど高く評価します。社外との会議でも、1時間以上の会議は推奨しません。できるならば30分で終わらせることを推奨しています。
Be Open
オープンであれ
仲間に対して、隠さない、溜め込まない、情報格差を持たせない、オープンな組織を我々の理想とします。
具体例
- オープンな会話を心がけましょう。
よほど隠さないといけない理由がある場合を除き、slackのオープンなチャンネルで、オープンに会話しましょう。ダイレクトメッセージも基本的に使わないで下さい。 - 社内会議は、よほどの理由がない限り、オープンスペースで行うことを推奨します。
Inspire Others
真似したくなる人になれ
自分もこうなりたい、と他人から思われるような振る舞いをしましょう。
人に真似してほしくない振る舞いはしてはいけません。
具体例
- 人は、周りの人間の言動や行動をよく見ています。
各自、特にマネージャーはそれを意識し、周りの人がそうなってほしいような振る舞いを心がけましょう。 - 冗談と行き過ぎた悪ふざけの境界の一つは、真似されていいか、それが人に良い影響を与えるかどうかです。
みんなが真似しだすと困ることはやめましょう。
Decide Autonomously
自律的に意思決定せよ
ルールや統制で縛るのではなく、一人ひとりが自ら意思決定できる環境を理想とします。
正しい意思決定のために、オープンさを求めます。
具体例
- できるだけ全員が権限を持って自分の判断で動くため、承認/統制システムは最小限とします。
会社全体及びチームごとの方針をよく理解して頂いた上で、各自で判断することを推奨します。 - 社員の意思決定精度を高めるためのあらゆる活動は歓迎されます。
業務中に読書したり、展示会に行ったり、勉強時間を取って頂くことは推奨します。
Seek Exceptional Achievement
圧倒的な成果を求めよ
人間性を尊重する文化ですが、それはヌルくあれということではありません。
驚くような成果を追い求めましょう。
具体例
- 自由の裏側として成果に妥協しないというのが我々の文化です。
例えば上司が残っていようが帰る時は自分の判断で帰るべきですが、同時にやらなければならないと判断したときには夜遅くまで残ってでも、突然飛行機で出張しても、休日に緊急で出勤してでも何としてでも対応するのが我々です。 - 平均達成率80%の目標を立てましょう。毎回100%達成する目標を立てているとすると、おそらく目標が低すぎます。
失敗を歓迎する文化の我々には、目標未達を怒る人はいません。とはいえ、全く達成できなくても意味がないので、平均して80%くらい達成する目標を立てているのがベストであると考えています。