2020年6月1日
エレファンテック株式会社
三井化学からアディティブマニュファクチャリングセンター長着任のお知らせ
「新しいものづくりの力で、持続可能な世界を作る」というミッションの下に、環境負荷が少ない製法で製造可能なFPC P-Flex®を展開するエレファンテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:清水信哉、以下「エレファンテック」)は、2020年6月1日付にて、三井化学株式会社(以下「三井化学」)から出向者として1名を受け入れ、アディティブマニュファクチャリング(以下「AM」)を推進する活動に参画頂くことをお知らせします。
写真左から
三井化学 代表取締役副社長 松尾英喜様
エレファンテック 代表取締役社長 清水信哉
エレファンテック アディティブマニュファクチャリングセンター長 川本悟志
エレファンテックはインクジェット印刷技術をベースにした電子回路製造の量産化に成功し、今年2020年10月には同製法で製造するFPC P-Flex®の大型量産実証施設が三井化学名古屋工場内にて稼働を開始します。それに先立ち、当社のP-Flex®に使われている、必要な部分にのみインクジェットで金属ナノインクを印刷するAM技術を拡張させ、エレクトロニクス分野のみならずバイオ、テキスタイル、オプティクス等の幅広い分野のものづくりに活用するため、アディティブマニュファクチャリングセンター(以下「AMC」)を2020年4月に立ち上げました。このAMCのセンター長として、三井化学から川本悟志氏を弊社に迎え入れ、三井化学とエレファンテックの連携を深めるのみならず、AM技術の社会実装全体を推進してまいります。
エレファンテック 代表取締役社長の清水は以下のようにコメントしております。
「持続可能な世界を作ること、これが今を生きる世代に課せられた使命だと考えています。水不足や金属資源の枯渇など、これまでの人類文明が持続可能でなくなってきたことが明らかになるに従い、『できれば環境に優しいやり方を考える』ではなく、『持続可能性を前提とした上で、やり方を考える』とこれまでと発想を根本から転換していかなければならないと考えています。そんな中、『必要なところに、必要な分だけ印刷する』AMの技術は一つの解であり、日本を代表する総合化学メーカーの一社である三井化学様がその理念に共感頂き、出向という形でさらに一歩踏み込んで共同での検討を進めて頂けることをとても嬉しく思っています。AMCを世界最先端のAM技術の拠点とし、世界を持続可能にするため、三井化学様と共に尽力して参りたいと思います。」
三井化学 代表取締役副社長の松尾CTOは以下のようにコメントしています。
「三井化学は、新たな顧客価値を創造し、事業活動を通じた社会課題の解決を目指しています。環境貢献価値の高いインクジェットによる革新的なものづくりプロセスは、これからのものづくりが目指す姿のひとつであるとともに、素材に求められる可能性の拡大でもあります。当社の加工技術が集約する名古屋という地の利を活かして、エレファンテックとともにインクジェットによるAMの拡大と社会実装に向けて、素材から革新を起こしていきます。」
会社概要
会社名 | エレファンテック株式会社 |
設立 | 2014 年 1 月 |
本社所在地 | 104-0032 東京都中央区八丁堀四丁目3番8号 |
資本金 | 310百万円 |
事業内容 | プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発、サービス提供 |
URL | https://www.elephantech.co.jp |
2020年6月1日現在
本件に関するお問い合わせ先
エレファンテック株式会社 広報担当