P-Flex® を利用した「Origami Robots with Flexible Circuit Sheets」がACM UbiComp 2018 にてBest Demo Awardを受賞
2018年10月16日

プリンテッド・エレクトロニクス技術で新しい基板の作り方を推進し、FPC「P-Flex®」の製造を展開するエレファンテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:清水信哉、以下「エレファンテック」)の、 FPC P-Flex® を利用したERATO 川原 万有情報網 プロジェクトによる「Origami Robots with Flexible Circuit Sheets」と題した研究デモ発表がシンガポールで開催された ACM UbiComp 2018において Best Demo Award を受賞しました。

シンガポールで開催中のACM UbiComp 2018において,「Origami Robots with Flexible Circuit Sheets」と題した研究デモ発表に対して Best Demo Award が贈られました!

UbiComp 2013でBest Paper AwardをいただいたInstant Inkjet Circuitがきっかけで創業されたElephantechの最新技術P-flexを使って,折り紙構造の上に柔軟でロバストな配線を作ることでイモムシのような動きをする愛らしい(?)ロボットを製造.

形状記憶合金をアクチュエータとし,イモムシの這行(しゃこう)運動に着想を得た特有のリズムで平面の上を滑らかに動き回ります.

D. Lee, K. Saito, T. Umedachi, T. D. Ta, and Y. Kawahara,

“Demo: Origami Robots with Flexible Printed Circuit Sheets,” Adjunct Proc. of ACM UbiComp 2018, Singapore, Oct. 2018.

川原 万有情報網 プロジェクトさんの投稿 2018年10月10日水曜日

これまでの経緯と関わり

エレファンテックは、東京大学の川原准教授が UbiComp 2013でBest Paper Award を受賞した "Instant Inkjet Circuit" がきっかけで創業しました。

インクジェット技術で形成され、薄く軽いという特徴を持った P-Flex® を折り紙を使ったアプリケーションに活用できないかという声がこれまでにも多くありました。今回、エレファンテックの特許技術である “巴型” という電気配線が折り目と垂直に交わる事ができるヒンジ構造を取り入れることにより、折り目での断線の問題を回避することができるようになり、この研究デモが可能になりました。

「Origami Robots with Flexible Circuit Sheets」について 

アディティブプロダクションとレーザーカットによりロボット本体を製造。形状記憶合金をアクチュエータとし、イモムシの這行(しゃこう)運動に着想を得た特有のリズムで平面の上を滑らかに動き回るというデモでした。

関係リンク

会社概要

名称 エレファンテック株式会社
代表 代表取締役 清水信哉
設立 2014 年 1 月(2017 年 9 月 4 日にAgIC株式会社から商号変更)
資本金 4億5839万円(資本準備金を含む)
所在地 104-0032 東京都中央区八丁堀四丁目3番8号
URL https://www.elephantech.co.jp
主な事業内容 プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発、製造サービス提供

2018年10月16日現在

本件に関するお問い合わせ先

エレファンテック株式会社 広報担当
メールアドレス:contact@elephantech.co.jp