P-Flex製造仕様のアップデート(v5.0.1〜5.0.6)

7月から8月にかけて、P-Flexの製造仕様書の更新がいくつかありましたのでご連絡します。

詳細はP-Flex製造仕様のページをご覧ください。また、そちらのページにv4.0.0以降の改訂履歴の一覧もあります。

v5.0.1・5.0.2

これらはいずれも誤字の修正のみです。

v5.0.3

  • 各種特性のシート抵抗の値を変更
  • 銅膜厚の計測方法を記載

公表している特性の一つのシート抵抗に誤りがあったため、これまでの 5.0 mΩ / Sq から 6.7 mΩ / Sq に訂正しました。

ちなみに「Ω / Sq」という単位について質問されることがありますが、SqはSquareつまり正方形という意味で、Ω / Sq は「一辺の長さに関わらず正方形の銅箔パターンはその抵抗値を持つ」という意味になります。この単位を用いるときは、銅箔の厚みは一定であることが前提になっています。

パターンが長くなれば抵抗値は大きくなるので、縦横比が10:1のパターン(例えば幅1mm長さ10mm)であれば 6.7 mΩ / Sq の10倍で 67 mΩ の抵抗値になります。

(補足ですが、縦横ともに非常に大きいパターン(例えば一辺10cmの正方形)の場合、電気はパターン全体を流れず端子間の直線ルート付近のみを流れるので、必ずしもこの計算は成り立ちません。)

また、これまで記載されていなかった銅膜厚の計測方法を記載しました。

v5.0.4

  • 外形-パターン間及び外形の寸法公差を「±0.3% または ±0.5 mm の どちらか大きい方」に変更

製造方法に変更があったため寸法公差を片側公差(マイナス公差)から両側公差に変更しました。

v5.0.5

  • 外形-パターン間及び外形の寸法公差に高精度オプションを追加
  • コネクタ部特殊仕様の図を英語に変更

これまで外形-パターン間・外形いずれの寸法公差も0.5mmが標準で、それより高精度の場合は要相談という扱いだったのですが、0.3mmの寸法公差を高精度オプションとして選択できるようになりました。

v5.0.6

  • ソルダレジストについて、パッド間 0.7mm 以下の場合には全開口にする必要がある旨を記載
  • ソルダレジストが不要な場合でも、フライングプローブテスタによるテストのためにパッド部データが必要な旨を記載
  • ドリルデータは原則として受け付けておらず、穴データも外形データに含めて頂く必要がある旨を記載
  • 層構成のイラストに銀層が抜けていたので更新

このバージョンでは製造仕様自体の変更はなく、より詳しい説明の追加など仕様書の更新のみになります。これまで質問が多かった点などを仕様書に記載しました。

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