【AMCセンター長の気ままなブログ : 2】 IMPCとは

AMC(アディティブマニュファクチャリングセンター)センター長の川本です。
前回のブログで、「爆発的に増加している自動車の電子部品点数や、部品開発の長期化の課題に対する解決策の一例として、「IMPC Lab」と、「IMPC 車載部品」があることを述べました。
既にリンクを見てい頂いていてお分かりの方もあるかと思いますが、IMPCに関して私の勝手な解釈を述べてみます。

IMPC(In-mold Printed Circuit )とは

エレファンテックのIMPCですが、In-mold Printed Circuit を略したものです。
IMPC(In-mold Printed Circuit)が何かについて説明します。

まず、プラスチック部品の製作方法に「射出成形」なるものがあります。温めることで柔らかくなる樹脂(熱可塑性樹脂)を溶かして、部品の型に注入することで、プラスチック部品を作ります。この射出成型にはいくつかの応用技術があります。一つは、2種類の樹脂を順番に型に流し込むことで部品を作る「二色成型」です。一つ目の樹脂を型に注入した後に、型の一部を変更して新たな空間を作り、そこに二つ目の樹脂を注入します。二種類の異なる樹脂を用いてもいいですし、同じ種類の樹脂で色の違うものを用いたりもします。2種類の樹脂からなる部品や、同一の樹脂で2色の部品が容易にできる面白い製造方法です。

もう一つは、樹脂を注入する型の中に予め他の部品を入れておき、その後に樹脂を注入することで樹脂と他の部品が一体となった部品を製造する「インサート成型」です。予め入れておく部品としては、金属部品、フィルムがあり、それぞれ“金属インサート成形”、“フィルムインサート成形”と呼ばれます。樹脂部品にあとから金属を埋め込んだり、樹脂の表面に綺麗な模様をつけたりするのは大変ですが、このインサート成形を用いることで、精度よく、容易に作ることができます。

 エレファンテックのIMPC(In-mold Printed Circuit)ですが、“フィルムインサート成形”を用いた製造技術です。フィルムインサート成形で一般的なものは、木目や絵柄が書かれたフィルムを用いるもので、これにより樹脂の表面にきれいな木目や絵柄を付けることができますが、IPMCでは、木目や絵柄の代わりに、電気回路(電気配線)を樹脂の表面に着けることができます。樹脂部品の平らな面はもちろん、曲面や凸凹面にも電気回路(電気配線)をつけることができる優れた技術です。IMPCで作られた電気配線に、電子部品を実装することで、様々な機能を持った電子製品を作ることができます。

IMPCの詳しい製造方法に興味が出てきた方はぜひ、「IMPC Lab」や「IMPC™ ソリューションとは」のwebをご覧ください。



英語・中国語のページもできました。

関連リンク

「エレファンテックAMC(アディティブマニュファクチャリングセンター)は、人類と地球に貢献するAdditive Manufacturing(AM)による新しいモノづくりを推進しています」